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結論:迷ったら「Kenko PRO1D smart 可変NDフィルターII 77mm」がおすすめ
日本製の高精度な光学ガラスを採用し、ND3〜450まで無段階で調整できるレバー付き設計が特徴です。動画撮影中でも露出をスムーズに変えられ、X状ムラが出にくい設計になっているため、一眼レフ・ミラーレスでの動画撮影用に一本目として選びやすいモデルです。
カメラ用可変NDフィルターとは
可変NDフィルター(バリアブルNDフィルター)は、レンズ先端に装着して光の量を調整できる減光フィルターです。フィルターを回転させるだけでND2〜ND32、ND8〜ND128といった範囲で減光量を無段階に変えられるため、屋外の明るい環境でも絞りやシャッタースピードを自由に設定しやすくなります。単体のNDフィルターを何枚も持ち歩く必要がなく、1枚で幅広いシーンに対応できる手軽さから、動画撮影用の露出調整アイテムとして人気が高まっています。
特に動画撮影では、シャッタースピードをフレームレートに合わせて固定しつつ、明るさに応じて露出をコントロールする必要があります。日中の屋外でモーターやジンバルを使った滑らかな映像を撮る場合、絞りを開けたままシャッタースピードを遅めに保つには、可変NDフィルターによる減光が欠かせません。VlogやYouTube撮影、結婚式などのイベント撮影を行うクリエイターの間でも定番の機材になっています。
一方で、可変NDフィルターは減光量を上げすぎると画面の中央付近に「X状のムラ」と呼ばれる暗い模様が出やすいという弱点もあります。近年のモデルはこの弱点を軽減する光学設計やコーティング技術が進んでおり、価格帯や口径サイズによって性能差があるのも実情です。この記事では、主要メーカーの可変NDフィルターを比較しながら、選び方のポイントを解説します。
選び方のポイント
減光段数(ND2-32・ND8-128など)で選ぶ
可変NDフィルターは製品ごとに調整できる減光範囲が異なります。ND2〜ND32(約1〜5段分)は日常的な屋外撮影に扱いやすい範囲で、明るすぎない曇りの日や午前・夕方の撮影に向いています。一方、ND8〜ND128やND2〜ND400のように減光幅が広いモデルは、真夏の炎天下や水面・雪面など反射の強い場所での撮影にも対応しやすくなります。用途がはっきりしている場合は減光範囲を絞り込むと選びやすく、幅広いシーンで使い回したい場合は可変域の広いモデルを検討しましょう。
口径サイズ(フィルター径)で選ぶ
可変NDフィルターはレンズ先端のフィルター径(49mm、55mm、62mm、67mm、77mm、82mmなど)に合わせて選ぶ必要があります。レンズの鏡筒やキャップに記載されている「⌀」マークの数字がフィルター径です。複数のレンズを使い分けている場合、口径が異なるとその都度買い直しが必要になるため、ステップアップリングを併用して一番大きい口径のフィルターを共用する方法も検討すると経済的です。
コーティング性能(撥水・撥油・キズ防止)で選ぶ
屋外での動画撮影では、レンズ表面に水滴や指紋、ホコリが付着しやすくなります。多層ナノコーティングや撥水・撥油コーティングが施されたフィルターは、汚れが付きにくく、拭き取りもしやすいため、メンテナンスの手間を減らせます。また、コーティングの層数が多いモデルほど光の反射やフレア・ゴーストを抑えやすい傾向があります。長期間の屋外撮影が多い人は、コーティング性能も比較材料に加えておくとよいでしょう。
ムラ・色かぶりの少なさで選ぶ
可変NDフィルターの多くは2枚の偏光素材を重ねて減光量を調整する仕組みのため、最大減光値付近まで回すと画面の中央にX状の暗いムラが出たり、映像全体が青みや赤みを帯びる「色かぶり」が発生したりすることがあります。「X状ムラ軽減」「ノーカラーシフト」などを謳う製品は、この弱点を光学設計で抑える工夫がされているため、動画用途で重視したいポイントです。購入前にレビューやメーカーの説明で、最大減光時の画質についての言及を確認しておくと安心です。
価格帯の目安
- 3,000円台〜:NEEWERなど海外ブランドのエントリーモデル。コストを抑えて可変NDフィルターを試したい人向け
- 4,000〜6,000円台:K&F Conceptの標準モデル。ナノコーティングやムラ軽減設計を備えたバランス型
- 8,000円台〜:Kenkoなど日本製の高精度モデル。無段階調整レバーや高い光学性能を求める人向け
| 商品名 | 主要スペック | 特徴 | 参考価格 |
|---|---|---|---|
| K&F Concept NANO-X 可変NDフィルター 49mm | ND2〜ND32(口径49mm) | MRCナノコーティング、薄枠設計 | 3,000〜4,000円程度(要確認) |
| K&F Concept 可変NDフィルター 62mm | ND2〜ND32(口径62mm) | AGC光学ガラス、28層ナノコーティング、撥水撥油、X状ムラ軽減 | 4,000〜5,000円程度(要確認) |
| K&F Concept 可変NDフィルター 82mm | ND8〜ND128(口径82mm) | 28層ナノコーティング、撥水撥油キズ防止、大口径レンズ対応 | 6,000〜8,000円程度(要確認) |
| Kenko PRO1D smart 可変NDフィルターII 77mm | ND3〜32相当(ND3〜450無段階調整・口径77mm) | 日本製、無段階調整レバー付き、撥水・撥油コーティング | 8,000〜13,000円程度(要確認) |
| NEEWER 可変NDフィルター 67mm | ND2〜ND400(1〜9段・口径67mm) | 多層コーティング、防水・キズ防止仕様、レンズキャップ付属 | 3,000〜4,000円程度(要確認) |
K&F Concept NANO-X 可変NDフィルター 49mm(ND2〜ND32)
メリット:比較的手頃な価格でありながらMRCナノコーティングを採用しており、フレアやゴーストを抑えやすい設計です。49mmという小口径のため、コンパクトな単焦点レンズやサブレンズ用として導入しやすい点も魅力です。
デメリット:減光範囲がND2〜ND32とやや控えめなため、真夏の炎天下や水面反射が強いシーンでは減光しきれない場合があります。
他商品との違い:今回紹介する中で最も口径が小さく、価格も手頃なエントリーモデルです。
おすすめな人:初めて可変NDフィルターを試してみたい人、小口径レンズをメインに使っている人。
注意点:手持ちのレンズの口径を必ず事前に確認し、49mm対応であることを確かめてから購入しましょう。
K&F Concept 可変NDフィルター 62mm(ND2〜ND32)
メリット:AGC光学ガラスと28層ナノコーティングを採用し、X状ムラを抑える設計になっています。撥水・撥油コーティングも施されているため、屋外での取り扱いやメンテナンスがしやすい点も評価できます。
デメリット:49mmモデルと同様に減光範囲はND2〜ND32までのため、強い日差しの中での長時間露光には向きません。
他商品との違い:同じK&F Conceptの49mmモデルよりもコーティング層数が多く、ムラ軽減の光学設計がより意識されています。
おすすめな人:標準的なズームレンズを使うことが多く、価格と性能のバランスを重視したい人。
注意点:最大減光付近まで回すとムラが出る場合があるため、実際の映像を確認しながら微調整すると安心です。
K&F Concept 可変NDフィルター 82mm(ND8〜ND128)
メリット:ND8〜ND128という広い減光範囲に対応しており、真夏の屋外や水辺など明るい環境でもシャッタースピードを遅めに保ちやすくなります。82mmの大口径レンズにも対応します。
デメリット:大口径のため価格がやや高めになりやすく、また薄暗い室内などでは減光しすぎて手ブレしやすくなる場合があります。
他商品との違い:今回紹介する中で最も大きい口径に対応し、減光範囲も広めに設定されています。
おすすめな人:大口径の標準ズームレンズや望遠レンズを使い、屋外での動画撮影が多い人。
注意点:減光量を上げるほどオートフォーカスの精度が落ちる場合があるため、必要に応じてマニュアルフォーカスを併用しましょう。
Kenko PRO1D smart 可変NDフィルターII 77mm(ND3〜450無段階調整)
メリット:日本製の高精度な研磨技術によりガラスの平面性が高く、無段階調整レバーによって撮影しながら滑らかに露出を変えられます。撥水・撥油コーティングも施されており、屋外での長時間撮影にも向いています。
デメリット:他の海外ブランド製品と比べて価格が高めで、初めて可変NDフィルターを試す人にはやや導入のハードルがあります。
他商品との違い:レバーによる無段階調整が可能な点と、日本メーカーによる品質管理が特徴です。X状ムラも抑えられるよう設計されています。
おすすめな人:本格的に動画撮影を行うクリエイターや、長く使える一本を探している人。
注意点:77mmという大口径のため、対応するレンズの口径を事前に確認しておきましょう。ステップアップリングを使えば他の口径のレンズにも装着できます。
NEEWER 可変NDフィルター 67mm(ND2〜ND400)
メリット:ND2〜ND400(1〜9段)という非常に広い減光範囲をカバーしながら、比較的手頃な価格で購入できます。レンズキャップやストラップ、クリーニングクロスが付属する点も嬉しいポイントです。
デメリット:減光範囲が広い分、最大値付近ではムラや色かぶりが目立ちやすいとされ、上位モデルと比べると光学性能はやや控えめです。
他商品との違い:付属品が充実しており、価格を抑えつつ幅広い減光範囲を試したい人に向いています。
おすすめな人:コストを抑えてまず可変NDフィルターを試してみたい人、旅行や趣味での動画撮影がメインの人。
注意点:減光量を上げすぎるとムラが出やすいため、実際の映像を確認しながら適度な範囲で使用することをおすすめします。
使用上の注意・長く使うポイント
可変NDフィルターは2枚の偏光フィルムを重ねて回転させる構造のため、無理に強く回したり落下させたりするとリング部分が歪み、回転がスムーズにできなくなることがあります。装着・取り外しの際は無理な力を加えず、ゆっくりと回すよう心がけましょう。また、レンズ表面と同様にホコリや指紋が付きやすいため、専用のクリーニングクロスでこまめに拭き取ることで、コーティングの効果を長く保てます。
広角レンズに装着すると、フィルターの枠が画角の四隅に写り込む「ケラレ」が発生する場合があります。特にフィルター径が小さいモデルを広角レンズに使う際は注意が必要です。使わないときは専用ケースやポーチに入れて保管し、レンズと同様に高温多湿な場所を避けて保管することも、長く使い続けるためのポイントです。動画撮影用の周辺機材としては、アクションカメラのおすすめ比較記事やトイドローンのおすすめ比較記事もあわせて参考にしてみてください。
よくある質問
Q. 可変NDフィルターとPLフィルターは何が違いますか?
A. PLフィルター(偏光フィルター)は反射や映り込みを抑えるためのフィルターで、減光効果は限定的です。可変NDフィルターは光の量そのものを大きく減らすことに特化しており、動画撮影の露出調整を主な目的としています。製品によってはPL効果を兼ね備えたモデルもあります。
Q. 減光しすぎるとどうなりますか?
A. 可変NDフィルターは最大減光値付近まで回すと、画面中央にX状の暗いムラが出たり、色かぶりが強くなったりすることがあります。多くのメーカーは推奨される調整範囲を示しているため、極端に強い減光は避け、必要な範囲内で使用することをおすすめします。
Q. どの口径サイズを選べばよいですか?
A. レンズ先端やレンズキャップに記載されている「⌀」マークの数字がフィルター径です。複数のレンズを使い分けている場合は、一番大きい口径に合わせてフィルターを購入し、ステップアップリングで他のレンズにも流用する方法もあります。
Q. 写真撮影でも使えますか?
A. はい、静止画撮影でも活用できます。明るい屋外でスローシャッターを使いたい場合や、絞りを開けて背景をぼかしたい場合など、可変NDフィルターは動画・写真の両方で露出調整に役立ちます。
まとめ
カメラ用可変NDフィルターは、減光段数・口径サイズ・コーティング性能・ムラの少なさを軸に選ぶことで、動画撮影時の露出調整をより快適に行えるアイテムです。手頃な価格で試したいならNEEWERやK&F Conceptのエントリーモデル、本格的に長く使いたいならKenko PRO1D smart 可変NDフィルターIIのような日本製の高精度モデルが選択肢になります。まずは自分のレンズ口径と撮影シーンに合った減光範囲を確認し、Kenko PRO1D smart 可変NDフィルターII 77mmをはじめとする候補をチェックしてみてください。


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